コウモリが住み着いた場合の対処方法
コウモリが住み着いてしまったら⁈
コウモリは鳥獣保護法で保護されており、無許可でコウモリを殺すことは違法になります。
とは言え、大事な家に住みつかれると、糞尿や夜中の物音など、やっかいです。
今回は、コウモリが住み着いた場合の対処方法について説明いたします。
コウモリを追い出す2ステップ
コウモリを追い出す方法は、２つのステップとなります。
- コウモリが嫌う対処を行い、家から追い出す。
- 家から追い出した後、侵入経路をふさぐ
それでは、詳しく説明いたします。
１．コウモリが嫌う臭いを使い、家から追い出す。
ミント／ハッカの匂いを使う
コウモリはミントの匂いを嫌うという話がありますが、ミント系の芳香剤を程度の匂いでは、効果は期待できません。
では、ハッカの臭いではどうでしょう？ハッカはミントの匂いを強力にしたような臭いです。実際コウモリはハッカの臭いは嫌います。そこで、「ハッカ油」を使って追い出すのは効果的です。
ハッカ油とは、『ハッカソウ』という植物の葉からオイルを抽出したもので、ハッカソウはミントの一種です。。歯磨き粉や胃腸薬などによく使用されていているので、あのスーッとした感じと言えばイメージしやすいでしょうか？
- コウモリ駆除以外にも
- 虫よけ
- 消臭・防臭
- リラックス効果
- 鼻づまり解消・鎮静効果
などにも効果があるようです。薬局などで手軽に購入することができ、しかも天然由来成分なので安心して使用出来ます。
このハッカの匂いを使った撃退方法があります。
①スプレータイプ
コウモリのいる場所にスプレーを吹きかけるだけで、コウモリを追い出すことが出来ます。
しかし、効果は数時間で消えてしまうので、効果が無くなれば、また戻ってくる可能性があります。
②錠剤タイプ
コウモリのいる場所に、コウモリの嫌う臭いの錠剤を撒く方法です。
効果1カ月ほど期待できますが、スプレーのような即効性はありません。
③ジェルタイプ
効果期間は1～2年ありますが、設置するのに手間がかかります。
どちらかと言うと、コウモリを追い払った後に、コウモリを寄せ付けないようにする為に使うと良いでしょう。
２．家から追い出した後、侵入経路をふさぐ
コウモリを追い払った後、侵入口をパテや金網などで全てふさいで、コウモリが入れなくします。上記のジェルを使うのも良いでしょう。
ただ、コウモリは手を拡げると大きく見えますが、カラダ自体は小さな動物です。１ｃｍ程度の隙間があれば、また侵入してくる可能性があります。家中の１ｃｍの隙間を見つけるのは大変な作業になります。
夕暮れから夜間にかけて、多くのコウモリがエサ探しに外へ出ていきます。作業するのは、この時間帯をおすすめします。
７－８月は、コウモリの繁殖時期です。子育てが始まるとコウモリの抵抗も強くなります。コウモリは大変繁殖力の強い動物です。早期に対処しないと多く繁殖してしまう可能性があります。
コウモリを見かけたら、コウモリの特性、対処法を熟知している是非プロにご相談ください。