防水工事の種類
防水工事と言っても様々な方法があります。
FRP防水
防水工事の代表格です。
FRP防水は、(FRP:繊維強化プラスチックス)を使用し、防水工事の中でも軽量で非常に優れた耐久性を持つ工事となります。硬い材質でキズが付きにくく、キズが生じてもその箇所のみを補修することができます。熱や化学薬品にも強いので、紫外線にさらされる屋上などで用いられています。
ウレタン防水
ウレタン防水は塗装を行うことによる防水工法です。下地の形状に馴染み易く、水密性の高い連続皮膜が得られる為、屋上をはじめとした各種部位への防水に適しています。比較的、安価というメリットもあります。その反面、塗膜の耐久性が低いため、紫外線劣化などから長期間の耐久性を保つために、定期的にトップコートの塗り替えをする必要があります。
ゴムシート防水
ゴムシートを重ね合わせてつないでいく防水工法です。伸縮性のあるシートを使うため、建物の形状にこだわらず施工ができます。また軽量かつコストも安価です。約比較的長い耐久年数[12-15年程度]がありますが、シート自体が薄いため衝撃に弱いなど、接合部分の接着剤の耐用年数を考慮する必要があります。
塩ビシート防水
塩化ビニールシートを使用した工事になります。品質は安定していて、仕上がりはとても美しいです。メリットとしては、①衝撃や磨耗に強い。②優れた耐久性がある③短期工事などがありますが、デメリットとして、①結合部分の剥離、②焼却の際ダイオキシンが発生するなどがあります。