訪問詐欺に注意!|エコキュート訪問詐欺急増中
エコキュート訪問詐欺とは?
エコキュート訪問詐欺は、エコキュートの無料点検を装って訪問し、消費者から金銭をだまし取る詐欺の一種です。その特徴は、消費者の不安を煽り、高額な商品やサービス、オプション品を強引に勧めてきます。
詐欺の手口
①突然の訪問:
悪徳業者は、事前の連絡なしに「無料点検」を装って突然訪問します。「モニターです。」などと言い、施工実績にしたいなどの論調でいまならば安くできるなどの説明する場合などあります。
②不安を煽る:
「すぐに交換した方が良い」「このままだと故障します」といった説明で不安を煽ります。実際は必要のない、交換や修理を迫ってきます。
③高額な修理提案:
相場よりも明らかに高額な商品やサービスを強引に勧めます。「当社の製品を使えば電気代が今よりも必ず安くなる」と断言するように言ってきます。また、他社よりも安いや特別期間中で次はこの金額では案内できませんなど、案内してくる場合もあります。
被害の実例
①高額な商品を案内された:
ある被害者は、突然の訪問を受け、エコキュートの点検を依頼しました。点検後、「すぐに交換しないと危険」と言われ、高額な商品を勧められました。実際には交換の必要はなく、詐欺であることが判明しました。
②メンテナンスの必要がないのに強く要求された:
別の被害者は、エコキュートのメンテナンスを強く要求されました。詐欺師は「このままだと故障する」と不安を煽り、高額なメンテナンス費用を請求しました。後に、メンテナンスの必要がないことが判明しました。
詐欺を避けるためのポイント
①事前にアポイントメントを確認:
信頼できる業者は、事前に電話やメールでアポイントを取ります。突然の訪問には警戒しましょう。
突然の訪問をする業者は、インターフォン口で断ることです。決して中に入れてはいけません。
②名刺や会社情報の提示を求める:
訪問した業者が名刺や会社情報を提示しない場合、信頼性に欠けます。名刺や会社の住所・連絡先を確認しましょう。
③点検費用や修理費用を明確に提示:
きちんとした業者は、事前に点検費用や修理費用を明確に提示します。過度に不安を煽る業者には注意が必要です。
そして、その日のうちに契約するように迫ってきます。また、契約するまで帰ろうとしません。
万が一契約してしまったら
クーリングオフを使いましょう
この手の販売方法は、法律上は訪問販売に該当します。従って契約書面をもらった日から8日間はクーリングオフが可能となります。詐欺だと気づいたらすぐにクーリングオフの手続きを取りましょう。
悪徳業者はクーリングオフをされたくないので、時間稼ぎなどの妨害する行為をしてくることもあります。
クーリング・ オフ制度の使い方
クーリング・オフの通知は、電話や対面交渉も可能ですが、書面での通知で行いましょう。理由としては、悪徳業者は百戦錬磨の強者です。電話や対面での交渉は、また言いくるめられてしまいかねません。悪徳業者からみれば、クーリング・オフをされたくないので、時間稼ぎなどの妨害行為をしてくる場合もあります。またクーリング・オフの有効期間が8日間ですのでその証拠を残しておくことが大切です。
その為、電話や対面での交渉は避け、証拠を残すためにも、通知は必ず書面で行いましょう。8日間という期間さえ守れば解約の理由等をつたえる必要もありません。
クーリングオフ通知の書き方
発信日を残すことが大切になります。そこでオススメなのは、郵便局の窓口で、発信日が証明されるサービスを利用することです。発信日が証明されるのは、[簡易書留] [書留] [内容証明]などになります。
また、クレジットカードを利用する手続きをしていた場合、クレジット会社にも同様の通知を送りましょう。この場合は、業者とクレジット会社に同じものを送るので、2通必要となります。
また、発信する前に、必ずコピーをとって保管しておくことも大切です。
エコキュート無料点検詐欺が増えている理由
エコキュートの寿命は一般的に10年~15年程度と言われています。その為、定期的なメンテナンスを行うことが、機能低下や故障を未然に防ぎます。また、長く使うことにもつながります。エコキュート訪問詐欺は、この背景を狙っているのです。
被害に遭わないためには、信頼できる業者を選ぶことが重要です。信頼できない業者やアポなしの業者に点検、メンテナンスを依頼することは、絶対に避けましょう。