続エコキュート|メンテナンス手順書

エコキュートメンテナンスの必要性

前回の記事でエコキュートのメンテナンスを装った訪問点検詐欺について書かせて頂きました。しかし定期的な点検・メンテナンスを行うことは、機器を安全かつ快適使う上で大切なことも事実です。

エコキュートはお湯を作るための省エネ機器です。定期的なメンテナンスを行うことで、長期間にわたり快適に使用できます。今回は、初心者でも簡単に行えるメンテナンス手順と、メンテナンスを行わない場合のリスクについて話したいと思います。

 

エコキュート メンテナンス手順書

必要な道具

・柔らかい布やスポンジ
・中性洗剤
・柔らかいブラシ
・バケツ
・水

メンテナンス手順

1. 外観の清掃
エコキュートの外観を定期的に清掃することは、故障を防ぐことにつながります。
・エコキュートの電源を切ります。
・柔らかい布やスポンジに中性洗剤をつけて、外装を軽く拭きます。
・洗剤を水で流し、乾いた布で拭き取ります。

2. フィルターの清掃
フィルターは、エコキュートの効率を保つために、とても重要です。

・フィルターの位置を確認します(お使いの商品説明書を参考にしてください)。
・フィルターを取り外し、ブラシでホコリやゴミを取り除きます。
・フィルターを元の位置に戻します。

3. 貯湯タンクの点検
貯湯タンクはお湯をためておく場所です。定期的に点検しましょう。
・貯湯タンクの外観を目視で確認し、異常がないかチェックします。
・貯湯タンク周辺の配管やバルブも確認し、漏れがないかチェックします。

4. パネル操作の確認
パネル操作が正しく行えることを確認します。
・電源を入れ、パネル操作を行ってみます。
・各種設定が正しく反映されるか確認します。

メンテナンスをしない場合のリスク

メンテナンスを怠ると、以下のようなリスクがあります。

性能低下:
エコキュートの効率が低下し、必要な温度のお湯が供給されなくなる可能性があります。エネルギー効率の低下: 汚れや部品の摩耗により、エコキュートが余計なエネルギーを消費し、電気代が増加することがあります。

故障のリスク増加:
メンテナンス不足で部品が劣化し、故障のリスクが高まります。

安全性の低下:
配管やバルブの不具合により、水漏れや火災のリスクが増えることがあります。

メンテナンスの頻度

エコキュートのメンテナンスは、以下の頻度で行うことをおすすめします。

・外観の清掃: 1ヶ月に1回
・フィルターの清掃: 3ヶ月に1回
・貯湯タンクの点検: 6ヶ月に1回
・パネル操作の確認: 1ヶ月に1回

このくらい頻度を参考にして点検・メンテナンスを行ってください。

さいごに

エコキュートは大変便利な省エネ機器です。とは言え、決して安い機器ではありません。しっかりとした定期点検・メンテナンスを行うことは、エコキュートの寿命が延びることを意味します。また、自分で点検・簡単なメンテナンスが出来れば、訪問点検詐欺に騙されることもなくなるでしょう。

もし、あなたが点検・メンテナンスをする自信がなかったり、面倒だなって思うときは信用おける業者に相談してみましょう。顔見知りの工務店やリフォーム会社等があれば、連絡してみてください。

定期点検・メンテナンスを行うことにより末永く快適にお使いください。