冬の時期でもご用心! シロアリは活動しています

シロアリは冬眠しない!?

シロアリの活動時期は種類によって違いはありますが、最も活発に動くのは5月-7月ころ。
寒くなるとシロアリを見ることが少なくなります。

「冬は寒いから、きっとシロアリも冬眠してるんだろう」と思ってないですか?

油断は禁物!意外なことに、シロアリは冬眠せずにある程度の温度があれば活動出来るのです。シロアリは冷え切った冬の時期でも地中深くで活動し、床下の土壌や木材内部に潜み、暖房や結露が発生しやすい環境で建物の構造物や木材に被害を与えます。

特に最近の住宅は、床下暖房や暖房器具、建築技法の発達で、保温効果が高く、寒い冬でも温かく快適に過ごせる造りになってます。また、外気との寒暖差があることから結露が発生しやすくなってます。これは温かく湿った場所を好むシロアリにとって、まさしく好都合。
私たちにとって、「冬でも快適に過ごせる現代は、シロアリにとっても快適に過ごせる環境が整っている」というわけです。

女王ありの産卵は年中無休

さらに驚くことに、女王ありの産卵は1年中行っているのです。
コロニーと呼ばれるシロアリの巣を作ってしまえば、寒い冬でも1日に100匹前後の卵を生み続けています。そのため、寒い冬の季節でも働きアリが存在します。冬のシロアリ被害の事例としては、暖房を使用している家庭でも発生し、床下に異常が生じることで初めて気付くことがあります。

冬場でもシロアリ対策をしっかりすることが重要です。

冬場のシロアリ対策

冬場におけるシロアリ対策はどうすれば良いのでしょうか?
冬の間は、活動するものの夏場に比べて活発ではありません。そのため、シロアリの巣を見つけるのが難しいので、気になるようでしたら専門家に一度見てもらうことをお勧めします。
冬場では、シロアリの活動が鈍くなっており、しっかりとシロアリ駆除すれば被害を最小限に抑えることができますし、冬場にシロアリ駆除を行うことは、春になる前の予防対策にもなります。

 

冬場にシロアリ点検を行うことは、「シロアリから大切な家を守る」方法の1つでもあるのです。